写真撮影 09年09月11日 金曜日
上の写真から約50日経過の状態。
無造作に生育する。
上の写真から約50日後で、ここまで回復する。
SUGOI-ne2号ゴールドなら、5月中旬から雨の降らない日は、
必ず夕方葉の上から雨のように時間をかけて潅水する。
ウオータースペースに水を注ぐような潅水は厳禁である。
そうすると、根はSUGOI-neに潜る!
SUGOI-ne源液、生油粕を与える。
6月下旬の状態
上の写真から約50日後の根。
SUGOI-ne2号ゴールド植え。
根はラン菌のいる所の伸びる!
空中に根を伸ばさない!
Cymbidiumの潅水と全く同じ。
雨期はカトレアもCymbidiumもデンドロもコチョウランも同じ。
着生ランの自生地は、地球上で最も雨が多い所だからである。
毎日のように雨が降るから、樹の上でも生息出きるのである。
水ゴケ大鉢栽培から株分けし作落ちしたものを、
SUGOI-ne2号ゴールドで植えた。
水ゴケ栽培では、植え替えが遅れると無惨な姿になる。
ここまで作落ちすると、水ゴケ栽培では回復が困難になる。
SUGOI-neなら、急回復する。
葉1枚で花を咲かせるランは、
SUGOI-ne栽培で無造作に作れる。
Cymbidium栽培からみると、非常に簡単。
密やかなデリケートな環境条件を必要としないラン。
こういうランは、栄養生長期に何日も旅行しても・・・
咲いてくれるランである。
メロン栽培・・・などでは、こういうことは絶対出来ない。
こういうランを永年栽培してしまうと・・・
感性が鈍感になる!
SUGOI-ne栽培で乾燥させて失敗する人は、
カトレア栽培者に多い。
温度さえ充分保てれば・・・・ランの中で最も栽培容易なのが
カトレア類であろう。自生地が過酷な所なので、逆境に耐える力がある。
日本のラン栽培温室はラン菌のいない究極の逆境。
それでも咲いてくれる!
SUGOI-ne
レリア アンセプス 栽培
このランは、昭和48年の第一次石油ショックが起こったとき脚光を浴びた低温で作れるランである。
アメリカのラン界をも石油ショックが直撃した。
カリフォルニアのラン栽培が頂点に達したときである。
富める国アメリカ。
その国ですら、高温を要するラン栽培にブレーキがかかった。
大国アメリカには亜熱帯から寒帯まである。
冬、低温の州にランを普及するには耐寒性、低温性のランということである。
AOSの会報の広告に、低温でCymbidiumと同じ温度で作れるラン!
そういうコピーで、このランが普及することになった。
それから、多くの変種が採集されることになる。
このことに敏感に反応したのが三浦二郎氏であった。
熱帯エリアから外れた場所に自生するソフロニチスに注目し素早く動いた。
中、小形の低温性カトレアの作出である。
日本で普及させるには「低温」で作れるランでなければならない。
富める国アメリカでさえそうなのだから、まして資源を持たない日本では・・・・・。
ランの普及にも、新交配も・・・・経済が色濃く影響するのである。
温室の石油の要らない、エビネ、野性らんがブームになったのも、同じ
あれから30数年後の2008年、原油暴騰・・・・
100年に一度の経済危機が起こった。
ラン界の発展、隆盛は一国の経済力に左右される。
七つの海を征服した大英帝国。
太平洋戦争で勝利したアメリカ。
経済力をつけた日本。
経済力なくしてランのプラントハンターはない。
一輪の花を見るために、大金を使い他国の貧しい国の秘境まで出かける。
その国の人々は、一輪の花をみるに他国まで行くことなど・・・
考えも、思いも出来ない・・・・。
原種に熱狂する日本の姿は、経済力に咲いた仇花かもしれない。
平和だということである。
今後、日本のラン界はどこにゆくのだろうか・・・・???
SUGOI-ne栽培で、ランは無造作に作れる!
本当のラン栽培が普及し、大隆盛するだろう!
適地適作。
そういうラン栽培が求められるだろう。
宇井清太はあくまでも適地適作を貫いてきた。
そういうことで、Cymbidiumと同じ温度で作れるレリア アンセプスをSUGOI-neで栽培してみる。
洋蘭の大衆化の黎明期の石油ショックのことを思い出しながら・・・。
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